こんな方にオススメ!!
・赤ちゃんの予防接種は日本と同じなの?違うの?
・どっちの国で予防接種を受ける方が良いの?
・国が違うけど、使用薬剤は同じなの?
こんにちは。コリコネのAyaKaです。このページでは韓国の赤ちゃんの定期予防接種スケジュールについてまとめています。
わたしの息子も3歳になり予防接種をおおよそ打ち終わりしばらくは予防接種を打つ予定はなさそうです^^コロナ感染拡大が始まる前までは1年に数回日本に帰国していたので、わたしは日本の病院でも韓国の病院でも予防接種を打つ機会がありました。
結論から言うと韓国と日本の予防接種スケジュールは異なります。
こども健康手帳はどこで受け取るの?

まず健康手帳は出産をしたら近くの小児科またはかかりつけの小児科で受け取ることができます。日本では妊娠中に受け取った母子手帳を出産後も継続して使いますが、韓国では妊娠中の手帳とこどもの健康手帳は別々です。
ですが1つ注意点があります。わたしは初産ということもあり日本で出産をしました。産後3カ月ごろに旦那のいる韓国へ渡ったのですが、こどもの健康手帳を小児科で受け取ることはできなく保健所で受け取りをしないといけないと言われました。
理由は日本ですでに受けた接種内容を保健所に報告して登録をしてもらわないといけないことと、韓国で出産後すぐに摂取しなければならないものを保健所で接種しなければならないからということでした。(接種期間がすぎた予防接種は小児科ではなく保健所で接種しなければならないとのこと。)
日本と韓国では接種時期が異なるものがあるので、わたしと同じように両方の国で接種しようとすると他の人とは違う手順を踏まなければならないことが起きる可能性があります。
・韓国では妊娠中に受け取る母子手帳と出産後に受け取るこども健康手帳の2つがある
韓国の予防接種スケジュール
こども健康手帳にも予防接種スケジュールが載っていますが、先日小児科へ行ったときに丁寧に日本語訳付きで解説されている資料を発見しました。

スケジュール表の年度は2020年ですが2022年2月現在も変わりなくこのスケジュール通り予防接種が行われています。予防接種をする際は日本と同じように予診票を記入することになっています。

画像は日本語訳ですが実際に記入して提出する予診票は韓国語です。日本語訳の資料がない病院ももちろんありますので、韓国語に自信がない方はぜひこの写真を参考にしていただければと思います。赤ちゃんを抱えながらの予診票記入は大変ですので事前に予診票を作成しておくことをオススメします。
➡韓国子ども予防接種予診票(ハングル/英文あり)PDFファイル
予診票とこども健康手帳を提出して無事接種を終えたら、手帳にある記録表に看護師さんが接種した日付と医療機関名を記録してくれます。

日本と韓国の予防接種内容の違いは?
日本と韓国の予防接種の種類は同じですが、ワクチンの種類が違ったり定期接種、任意接種の枠が多少ことなります。
少し複雑なのが4種混合(ジフテリア・破傷風・百日せき・ポリオ)です。日本では4種混合で4回接種し、その後2種混合(ジフテリア・破傷風)で11歳から1回接種します。(または任意で3種混合(ジフテリア・破傷風・百日せき)を接種可能)
韓国では3種(ジフテリア・破傷風・百日せき)とポリオを区別して接種します。何を何回接種しているのか表にしました。
日本と韓国の予防接種スケジュールの違いは?
今度は両国の接種スケジュールを比較してみます。
上の表を見ていただくと打つ時期が異なることが分かると思います。また日本では任意接種であるおたふくかぜ・A型肝炎・インフルエンザは韓国では定期接種に含まれています。
結局どちらの国で接種したほうがいいの?
どちらの国で接種したほうが良いのか…あいまいな回答になってしまいますがこれは滞在先によってそれぞれ異なると思います。
日本に滞在していたときに小児科の先生に「両方の国で接種しても問題はないのか?」と尋ねました。先生は「韓国については詳しくないけれども、アメリカと日本の場合使用薬剤が異なる場合もあるからできれば片方の国で接種したほうが良いと思う。」との回答でした。
単純に日韓の予防接種の内容を比較した場合、韓国の方が定期接種に含まれているワクチンが多いので充実しているなと思ったのがわたしの感想です。(経済的に優しい^^;)
ただ注意したいのは、例えば日本脳炎は不活性化ワクチンと生ワクチン、任意接種のロタウイルスはRV1とRV5とワクチンの種類によって接種回数が異なります。日本と韓国の両方で接種する可能性のある方はきちんとどちらのワクチンを接種したのか記録しておきましょう!
・両国で打つことになる場合は看護師さんに聞くなどしてワクチンの種類を記録しておく
さいごに
どちらかの国のみで接種するのであれば混乱することはないと思いますが、わたしと同じような状況になったときは接種したワクチンの詳細(日付やワクチン名など)を母子手帳に記録しておくことをオススメします。
何を何回接種したのか医療機関や保健所にきちんと説明するときにすぐ確認できると安心しますよね。何よりもわが子の健康に係わることですので、慣れない作業ですがきちんと管理しておきましょう!
さいごまでご覧いただきましてありがとうございました^^