こんにちは。コリコネのAyaKaです。
コロナが世界中に蔓延する中、やむを得ず海外へ渡らなけらばならない方が
いらっしゃることと思います。
隔離生活ってどんな感じなの?
本当に一歩も出歩けないの?
と気になりますよね!
今回は韓国に滞在しているわたしが実際に体験したことをもとに詳しくまとめました。
隔離生活の実態をご覧ください。
隔離生活のはじまり
現在(2021年2月)の時点でも日本と釜山をつなぐ飛行機は運航していません。
ソウルから釜山まで旦那の迎えの車で7時間ほどかけて自宅へ帰宅しました。
到着してからまずしたことは空港でダウンロードした『自己隔離安全保護アプリ』
による自己診断です。『自己隔離安全保護アプリ』に関して詳しくは前回の記事で
説明しています。
こんにちは。コリコネのAyaKaです。
前回は新型コロナウイルスが蔓延するなか、なぜ国際線に乗ることにしたのか、
また乗ることができたのかについてお話させていただきました。
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この日は家に着いた時点で夜中でしたのある程度荷物を整理してすぐに寝ました。
いよいよ2週間の完全隔離生活が始まります。
隔離生活初日 保健所から電話が来る
隔離生活が本格的にはじまった日の朝に保健所から電話が来ました。
知らない番号でしたので電話に出るか悩んだのですが、出なければ脱走したのかと
怪しまれるところでした(笑)電話に出ると、隔離場所が自宅で間違いないか、
息子も一緒にいるのか、物資が家の前に届いているので受け取ったのかの確認など
でした。以下の写真は実際に届いた物資です☟
一人につき左の段ボールと右の紙袋一つずつです。
紙袋の中身は上の写真にあるマスク、体温計、除菌スプレー、専用ゴミ袋(5枚)、
消毒用ハンドジェルが入っています。段ボールには非常食料品が入っていました。
実際の写真です☟
ご飯、ツナ缶、カレー、カップラーメン、キムチ、牛骨スープ、ビタミン剤などが
入っていました。息子の分も同じものが届いたので、非常食が一気にたくさんに
なりました!!写真は一人分の中身です。
これらの物資のほかに重要な書類も入っていたのでそちらをご説明していきます。
必要書類の提示
紙袋の中に以下の写真の書類が入っていました。
書類の内容を翻訳しましたのでぜひ参考にしてください。
隔離通知書
隔離通知書には「隔離対象者がどのような経緯でどこにどれくらいの期間隔離
しますよ。もし規則を違反したら法によって裁かれますよ。」といった内容の
書類です。書類には住まいの区長の印が押されています。
隔離通知書受領証
隔離通知書受領証は名前の通り、「あなたは隔離通知書を受け取り、そこに記載されて
いる内容も理解しました。違反した場合は強制的に施設隔離措置になる可能性が
ありますよ。」といった内容です。
❺には受領した日付と氏名を記入しなければならないのですが、
記入後写真を撮って担当者のメッセージに送るよう指示がありました。
自己隔離制度改善のための実態調査参加同意書
この同意書は「保健福祉部などが隔離対象者の状態を確認したり、隔離生活を通して
生じた問題や悩みの調査に同意しますか」といった内容です。
任意ですので、参加してもしなくてもかまいません。
同意する場合は同意に✓マークをつけて携帯電話番号、日付、氏名を記入します。
この同意書も記入後写真を撮って担当者のメッセージに送りました。
隔離生活対象者のための生活守則案内文
この案内文は隔離生活のルールが5枚綴りでずらっと記されています。
写真は4枚ですが、はぶいた1枚はコロナ陽性者の消毒方法が記されています。
他の用紙には例えば、消毒剤の原液の濃度によって希釈倍率を変更しなければならない
など事細かに説明がありますが、内容はすでに皆が基本的に気をつけている内容です
のでここでは翻訳しません。
いくつか抜粋するならば、『よく換気をする』『水と石鹸でよく手洗いをする』
『隔離対象者の健康状態をよく観察する』『手がよく触れるドアノブ、コンセントなど
よく消毒する』などです。
ちなみに一番最後のゴミ袋のイラストの用紙ですが、この説明だけでは不十分ですので
後ほど詳しく説明します。
アプリの再インストール
上記の書類の提示のほかに保健所の担当者から指示があったのが空港でインストール
した『自己隔離者安全保護アプリ』の再インストールです。
なぜかというと、空港の時点ではアプリの自己診断をするためのインストールで、
まだ自分の保健所の担当者がだれか分かりません。韓国では隔離期間が終わるまで
毎日連絡を取り合う保健所の担当者がいます。アプリでその担当者と隔離対象者の
位置情報を共有するためにアプリを一度削除して再インストールする必要がある
のです。再インストールをしたら担当者の指示に従って伝えられたコード番号を
入力すると連携されます。そして位置情報をオンにして、自分の住所をアプリに
登録して完了です。
本来であればこれで問題ないはずなのですが、このアプリがiPhoneとの相性が悪い
らしく、アプリ上で何度住所登録を試みてもうまく読み込まれず、結局わたしの場合は
電話で担当者に体調と体温を伝えることになりました。
ちなみにアプリは位置情報をオンにして常にアプリを開いていないといけません。
隔離生活で毎日しなければならないこと
2週間の隔離生活が終わるまで毎日しなければならないことは朝の10時と夜の8時の
2回体調状態と体温をインストールしたアプリで自己診断することです。
万一わたしのようにアプリを利用できなくても、同じ時間帯に担当者にメッセ―ジで
知らせれば問題ありません。
隔離期間中の抜き打ち調査
隔離期間中にきちんと自宅に滞在しているのか抜き打ち調査がありました。
人によって回数と時間帯がばらばらだそうですが、わたしの場合は午前に1回、
昼間に1回、夕方に1回、夜に1回の計4回ありました。
調査の仕方も色々で、初めは担当者とは違う保健所の方から電話があり、
「家の前にいるから、ベランダから顔を出してほしい」という指示でしたので
その通りにすると、自宅にいるのを確認した男性2人が帰っていきました。
他の日はインターフォンが鳴り、モニター越しに家にいるのかの確認と
「一緒にいる息子の声を聞かせてほしい」という指示でした。
他の2回は保健所の担当者から「家にいる写真を撮ってすぐ送ってほしい」
といった指示でした。
通知書にもある通り自己隔離の規則に違反した場合、罰則される可能性も十分
ありますのでしっかりと規則を守りましょう。
隔離期間中に病気になった場合は?
「隔離期間中に病気になってしまったり、体調が悪くなったり、けがをしてしまった
場合でも隔離生活を続けなければいけないのか?」と思う方もいらっしゃると
思います。その場合は保健所の担当者にすぐ連絡をすれば対応してくれますので
心配する必要がありません。ですのでいくら外出禁止の隔離期間中であっても、
病気ややむを得ず外出しなければならない場合は外出可能となります。
やむを得ない事情であっても担当者に連絡をしないで外出すると罰則を受ける可能性が
ありますので、気を付けましょう。
隔離生活で出たごみの処理方法
さきほどの生活守則案内文の画像をもとにごみの処理方法についてご説明します。
黄色の枠は書類を翻訳したものです。実際にごみの処理にとりかかると色々と
疑問が生まれましたので、担当者に聞きました。
その内容が追記したピンクの枠になります。
説明にもありますが、ゴミは隔離期間が解除されるまで家の中で保管しなければ
なりません。ですので、いくら家の前だからといってゴミを捨てに出ることも
できません。家の中にゴミが溜まっていって匂いがするといっても耐えなければ
なりません。わたしはできる限り匂いがでないように生ごみは袋に入れて
捨てられる日まで冷凍庫に保存していました。
息子のオムツのゴミは袋を二重にしてできる限り匂いがでないようにして、
ベランダに保管していました。
隔離期間中に一番大変だったのがゴミの処理かもしれません。
保健福祉部によるこころのケア―
上で説明した実態調査同意書に同意をすると隔離期間中に1回、隔離解除後に1回
保健福祉部から電話がかかってきます。
「隔離期間中になにか不便なことはなかったか」「小さなことでも気にかかることが
なかったか」「辛いことはないか」などあれば何でも話してほしいといった内容です。
朝から夜まで2週間、家から一歩も出ないということは思っているよりも精神的に
ダメージを与えます。ですので、特に問題がなくともこのようなサポートがあるのは
とても親切だなと感じました。隔離期間が終わった後に精神的にダメージを感じる人も
いるので、隔離解除後のアフターケアもあるのは安心です。
まとめ
隔離生活の実態がイメージできましたでしょうか。
隔離生活中にわからないことがあれば随時、担当者に問い合わせればすべて
答えてくれます。
さいごにこのページの要点をまとめました。
- 必要書類を記入し提示する
- 自己隔離者安全保護アプリを再インストールする(担当者から指示あり)
- 毎日2回アプリで自己診断をする
- 抜き打ち調査がある
- やむを得ず外出する場合、体調が悪い場合はただちに担当者に連絡する
- 専用のゴミ袋にゴミを入れ、隔離解除後ゴミを捨てるときに指定ゴミ袋の中に専用ゴミ袋を入れて捨てる(指定ゴミ袋は有料で購入する必要あり)
早く隔離などする必要のない生活が戻ってほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コロナ渦の空港の様子や入国審査に関しては別のページで詳しく解説しています。
こんにちは。コリコネのAyaKaです。
前回は新型コロナウイルスが蔓延するなか、なぜ国際線に乗ることにしたのか、
また乗ることができたのかについてお話させていただきました。
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