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韓国の妊婦検診は日本とどう違うの?【旦那は韓国人】

こんな方にオススメ!!

・初めての妊娠なのに異国の地で不安がいっぱい
・日本と韓国の妊婦検診は違いがあるのか気になる

 

キムちん
異国の地での妊娠。不安がたくさんあるわよね~。

こんにちは。コリコネのAyaKaです。

人生で生活環境ががらりと変わる妊娠。日本にいても不安でたまらないことがあるのに、それが異国の地となるとより不安になることがあると思います。

今回はわたしの実体験をもとに韓国でどのような妊婦検診を受けたのかを実際の写真付きでご紹介したいと思います。ぜひ参考にして下さい。

 

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妊娠発覚!まず最初にしたこと

 

わたしが妊娠発覚したのは偶然にも日本に一時帰国しているときでした。2週間ほどの滞在だったのですぐ韓国へ戻る予定だったのですが、その前に一度日本で本当に妊娠しているのか病院に行って確認することに決めました。

 

初産ということもあり出産は日本でしようとあらかじめ決めていました。旦那としばらく離れ離れになってしまいますが、旦那も快く賛成してくれました。出産をする予定の産院にまず向かいます。

 

無事赤ちゃんの心拍を確認できたので、役所に母子手帳を受け取りに行きます。産院の診察券と身分証明書を提示して母子手帳とマタニティーマークのキーホルダーなどを受け取りました。

 

 

韓国で母子手帳をもらうには?

 

韓国で母子手帳を受け取る方法は日本とは異なります。日本では先ほど述べた通り住民登録している市区町村の役所で受け取りますが、韓国では出産する予定の産院で受け取ります。ですので産院ごとに母子手帳が異なります。

 

韓国で産院を訪れる際にスムーズに進むように、わたしは念のため日本の産院で事前に妊娠経過のお手紙を英文で書いてもらっていました。診察後に産院の受付から母子手帳が渡されます。今後は検診を受けるごとに受付で母子手帳を提出します。

 

韓国の母子手帳(MIRAE-i)コリコネ
〚わたしが検診を受けた産院MIRAE-iの母子手帳〛

 

妊娠初期1~4カ月の妊婦検診

 

妊娠中は母体に問題がないか、胎児に問題がないか検診をしますが妊娠初期、中期、後期それぞれ違う検査をします。まずは妊娠初期1~4カ月ですが、日本と韓国とでは検査内容が違ったりします。

 

妊娠初期にわたしが韓国で行った検査内容です。以下の写真は母子手帳に載っているスケジュールです。

 

韓国の妊婦検診(妊娠初期)コリコネ

 

次に日本で行う妊娠初期の検査項目を見てみましょう。基本的な検査項目(問診、診察、血圧測定、体重測定、尿検査)は含みません。

 

・血液型検査                  ・HTLV-1抗体検査
・梅毒検査                   ・不規則抗体検査
・B型肝炎検査                  ・エイズ検査
・C型肝炎検査                  ・トキソプラズマ抗体検査
・貧血検査                   ・子宮頸部がん検査
・風疹検査                   ・性器クラミジア検査
・細菌性膣症検査                ・超音波検査

 

太文字は韓国では行わなかった検査項目です。地方自治体によって検査項目が異なる場合があります。上の項目はわたしが出産した産院の地域のものです。逆に日本では行わなかった検査項目は以下になります。

 

妊娠初期に日本では行わなかった検査

  • A型肝炎検査
  • 肝機能検査
  • 甲状腺刺激ホルモン検査…甲状腺機能亢進症を引き起こしていないかの検査
  • ビタミンD検査…不足すると早産、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病のリスクを高める
  • NT超音波…首筋の厚みを測定し、染色体異常と奇形(主に心臓)の可能性を選別する検査
  • 奇形児統合血液検査…ダウン症の発見率を既存63~80%から92~94%まで高める検査

 

個人的な感想ですが、韓国の方が妊婦検診で行う検査が多いように感じました。特に胎児に先天性の病気が潜んでいないかを確認するNT超音波検査と奇形児統合血液検査をできて良かったと思っています。

 

また、わたしは甲状腺刺激ホルモンの数値が基準より低くなってしまい産婦人科と同時に内科の受診も勧められて通院していました。妊娠中に甲状腺刺激ホルモンの数値が低くなってしまう人も稀にいるらしく、この数値が低いと子ども発達に悪影響を及ぼす可能性があるそうです。(胎児は甲状腺ホルモンを生成できない。)

 

妊娠中期5~7カ月の妊婦検診

 

妊娠中期は一般的に安定期と言われる時期です。いくら安定期と言っても気を付けなければならないことはたくさんありますし、油断は禁物です。妊娠中期の検査スケジュールは以下の通りです。

 

韓国妊娠中期検査項目(コリコネ)

韓国妊娠中期糖尿病検査

 

日本では妊娠中期にどのような検査をするのでしょうか。わたしが出産した市のホームページによると以下の検査を行います。(再度お伝えしますが、検査内容は市区町村で異なる場合があります。)また、基本的な検査項目(問診、診察、血圧測定、体重測定、尿検査)は含みません。

 

・血液検査(妊娠糖尿病、貧血の診断)
・超音波検査
検査内容はほぼ同じですが、少し調べてみると妊娠中期に日本では一般超音波検査は行っても精密超音波検査を行っているところは少なそうです。病院にもよるでしょうが、わたしが通院した産院では一般超音波検査のみでした。
・一般超音波検査…妊婦検診で行う超音波検査のこと。体重の推定、胎動、羊水量を確認。切迫早産、胎児の発育状態、子宮口の状態を確認する。
・精密超音波検査…胎児の先天的な形態異常の有無をみる検査のこと。胎児の内臓から骨格、顔面の隅々まで検査をする。別名胎児形態スクリーニングとも。

 

妊娠後期8~10カ月の妊婦検診

 

いよいよ妊娠後期ですが、妊娠後期での検査はどのような内容なのでしょうか。

 

韓国妊娠後期検査

韓国4D立体超音波検査

韓国臨月検査項目

 

妊娠後期では中期にくらべて検査項目がまた増えました。実はわたしは妊娠後期には里帰り出産のため韓国に滞在しておりませんでした。なので実際にこれらの検査を韓国では受けていません。

 

ですが4D立体超音波検査だけはしておきたくて通常の予定より早いですが希望して妊娠27週のときに検査を受けました。それが上にある実際の写真です。本来であれば胎児がもっと成長した段階で検査を受けます。

 

わたしが日本で妊娠後期に受けた検査項目は以下の項目です。基本的な検査項目(問診、診察、血圧測定、体重測定、尿検査)は含みません。

 

・NST(ノンストレス)検査
・貧血検査
・GBS検査(B群溶血性レンサ球菌)
・超音波検査
こう比較をするとやはり韓国と日本の妊婦検診の検査項目にだいぶ差があるように感じてしまいます。故郷が田舎だからだろうか?(笑) ですがわたしは初産で異国の地で出産をするよりも母国で安心して出産する安心感には代えられませんでした。

 

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さいごに

 

韓国と日本の妊婦検診の内容を比較してみましたが、個人的に韓国の方が検査項目が多いように感じました。日本でも地域や産院によっても検査項目が異なると思いますので一概にそうだとは言い切れませんので、その点はあらかじめご了承ください。

 

またご存じの方も多いと思いますが韓国では出産後に命がけで頑張ったお母さんをケアするための산후조리원(産後調理院)というのがあります。出産は全治6カ月ほどの負担が身体にかかっている状態なので療養する必要があると韓国では考えられています。

 

산후조리원(産後調理院)では二週間ほど泊まります。産後のマッサージもしてくれるそうです。わたしは日本で出産したのでもちろん休まずすぐ育児することになりましたが、産後動き回って案の定脚がゾウさんのようにむくみました。大げさではなく本当に。(笑)

 

今はコロナウイルスのため色々と行動が制限されてしまうので、難しい部分がたくさんあると思いますが出産をするのはママです。ですので自分が一番どこでどのように妊娠生活と出産をしたいのかを考えて良いと思います。(もちろんパパも頑張ってくれているのは分かってます!笑)

 

少しでもわたしの体験が参考になれば幸いです。最後までご覧いただきましてありがとうございました。

 

 

 

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