こんな方にオススメ!!
・切迫流産と言われてしまった…韓国ではどのように対処するのだろうか
・わたしも切迫流産になってしまったらどうしよう
こんにちはコリコネのAyaKaです。前回は韓国の妊婦検診(妊娠初期)について記事をまとめました。
こんな方にオススメ!!
・妊娠したけれど、初めての出産…しかも異国の地での出産に不安
・韓国での出産を決意したけれど、日本とはどう違うの?
・韓国で出産したいけれど、妊婦検診の内容を知りたい
[…]
前回の記事でも軽く触れたのですが、わたしは妊娠2カ月ごろに『切迫流産』と言われ、2カ月ほど絶対安静で何もすることができませんでした。現在は無事に妊娠4カ月になり安定期を迎えようとしているところです。
日本では切迫流産となってしまった場合どう対応するのかわかりませんが、もし異国の地で出産することになり切迫流産になってしまった場合たくさん不安になってしまうことがあると思います。ただでさえ妊娠期間中は精神的に不安定になってしまったり、海外だと家族の助けを簡単に求められないもどかしさがあります。
ですので少しでもこの記事をご覧の方の不安を解決できるように、実際にわたしが病院で処方された薬の内容や安定期に入るまでにどのように対応したかなどを記事にまとめたいと思いました。
「なんだかお腹が痛いな…」感じた違和感
妊娠検査薬で妊娠していることがわかり産院へ行き胎児の心拍も確認することができたのが10月の初めでした。それから2週間後に来てくださいと言われていたのですが、それまでの間に何度か「下腹部が痛むな」と感じることがありました。
1人目を妊娠したときにも多少の腹痛はあったので大した気に留めていなかったのですが、腹痛だけではなく2度少量の出血があったのです。少量でしたが念のため診てもらった方が良いかもしれないと思い定期健診日より前に病院へ。何も問題ないことを願っていたのですが…
「今非常に危ない状況です」
担当の先生に言われてとても驚きました。幸い胎児は元気に心臓も動いていたのですが、切迫流産の原因は「絨毛膜下血腫」でした。絨毛膜下血腫とは赤ちゃんを包んでいる胎嚢と子宮筋層の間に血が溜まった状態のことを言います。わたしは胎嚢の上下2か所に血腫が見つかりました。
この血腫が原因で不正出血として血が出ていたということです。どうして血種ができてしまったのか原因は定かではありませんが、とにかくトイレと食事以外は何もせず横になっているよう指示されました。座っているのもNG。
1人目の妊娠であるならまだしも、やんちゃな2歳児の息子がいるのに何もするなと言われても無理な話でした ^^;せっかく授かった命を大切に何もせず横になれれば良いのですが、旦那は経営者で平日週末関係なく朝から夜中の12時まで働いている状態 ^^;ワンオペ状態のわたしには休むことが難しかったのです。
症状の悪化
息子は保育園に通っていたので預けている間は幸い横になっていることができました。しかし安静にできる時間が少なかったからなのか、症状が悪化してしまい再び出血が…すぐに産院へ行きました。
超音波検査の結果、血腫が大きくなっているとのことでした。息子もいるので入院はしませんでしたが、代りに子宮を頑丈にするための女性ホルモン剤の注射を打ち薬が処方されました。実際の薬がこちらです。

処方されたこの薬は注射の女性ホルモン剤と同じ成分です。間違わないでいただきたいのは、これは絨毛膜下血腫の治療薬ではなく、血腫のため不安定な子宮を頑丈にするための補強材にすぎないということです。
本来であれば赤ちゃんがいる部屋である胎嚢がしっかりと身体にくっついていなければならないのですが、血腫のせいでそれができていないため、安静にしているしか方法がないのが現状です。安静にして溜まった血腫が身体に吸収され血腫がなくなればきちんと胎嚢が身体にくっつくことができるとのことでした。
ですので、これ以上出血しないように絶対安静しなければなりません。もしこれ以上出血が続いたりすれば切迫早産(早産になる可能性が高いこと)や胎盤剥離(妊娠中に胎盤が剥離してしまうこと。胎児の脳性麻痺、胎児・母体が死亡することも)の確率が高くなると言われました。
2週間分の薬が処方され薬がなくなる頃に再度病院へ訪れました。超音波検査をすると悪化はしていませんでしたが、血腫はまだ残っていたので引き続き薬が処方されました。こうした薬を継続使用して胎児に少なからず悪影響がないか心配でしたが、この薬は切迫早産のときなどにも使用される女性ホルモン剤であり胎児への影響はないとのことでした。
薬は膣内の奥まで入れる必要があり、そのためのスティックを薬局でもらうことができます。ちなみに保険適用外の薬剤で薬局ごとに値段が異なる可能性があります。わたしの場合は14日分で27,200ウォンでした。
まさかの破水?!朝起きるとパジャマまでびっしょり…
症状が一度悪化した後からは幸い出血もなかったのですが、4回目の定期検診の1週間前の朝目覚めたらおしり周りのパジャマがびっしょり濡れていました。お漏らしをしてしまったのかとも思ったのですが、それらしい臭いもなく色も透明でした。腹痛などもありませんでした。
「妊娠初期に破水してしまったのだろうか?」と不安になりその日病院へ訪れました。超音波検査の結果、血腫はまだ残っていましたがそれ以外に特に問題は見られないとのことでした。羊水の量も問題なしでしたが、念のため羊水検査をしました。
はっきりとした原因は分かりませんでしたが、先生に「昨日たくさん動きましたか?」と聞かれ思い当たる節がありました。友人が自宅に来てくれるということで久しぶりにきちんと家の掃除をしたことでした。出血もしばらくなく、処方された薬ももう少しで使わなくて済むという安心感から油断したのです。
また膣内が少し炎症していると言われました。羊水検査の結果、破水ではなかったのでその炎症の影響で何らかの分泌液が出た可能性があるとの診断でした。そのためこの日は膣炎治療剤が処方されました。

この白い錠剤が膣炎治療剤で、この薬も膣内に直接入れるものです。2cm近くの大きさがあって入れる際に痛くないよう一緒に処方されたのが箱の軟膏です。5日分処方されましたがこちらは保険適用で2,400ウォンと高くなかったです。
もう少しで安定期…3カ月検診結果は?
妊娠3カ月の定期健診で血腫の量が減り、危ない時期は無事超えたと言われました。完全に血腫がなくなったわけではないので油断はできませんが軽く散歩をしても良いとのことでした ^^この日の検診で最初の生前奇形児検査もしたのですが、とくに問題もなく赤ちゃんは元気でした♡
出産までまだ日があるので、安定期だからと安心せず身体を第一に過ごすように心がけなければなりませんね ^^
3カ月検診まで産院でかかった費用
おおまかではありますが血腫が少なくなったと言われた3カ月検診までにかかった費用をお伝えしたいと思います。費用は産院によって異なるので、おおよその目処として捉えてください。薬局での薬剤の費用は含んでいません。
こうしてみると結構な金額であることがわかります。今回のわたしの場合は定期検診に加えて追加検査や注射をしたりしたので金額が少し高くなってしまったと思います。
さいごに
いくら隣国と言えども海外での妊娠、出産は心身ともに不安になってしまう可能性があります。妊娠中はマイナートラブルも多々あるので、パートナーの方の理解とサポートを十分にしてもらえるように日々会話をして楽しい妊娠生活を送れるようにしましょう!
最後までご覧いただきましてありがとうございました。