こんにちは。コリコネのAyaKaです。
前回は韓国語と日本語の違い3つについて解説しました。
こんにちは。コリコネのAyaKaです。
キムちん
韓国語を勉強したいけど初心者には難しいの?
韓国語と日本語って似てるっていうけど本当?
そんな疑問をこのペ[…]
今回はハングルの読み方とパッチムについて詳しく説明したいと思います。
ハングルって暗号みたいに見えて難しい!
どうやって読むの?
初めてハングルを見た方は思うのではないでしょうか。
コリコネでは、初心者でも目で見て覚えられるように図を用いてわかりやすく解説していきます。
では、さっそく見ていきましょう!시~작!(スタート!)
難易度 2
重要度 4
韓国語の母音
韓国語を読めるようになるにはまず母音を知っておかなければなりません。
韓国語の基本母音は10個あります。
母音が5個の日本語と比べたら多いと感じるかもしれませんが、世界には31もの母音を区別している国もあります。逆に2個だけの国もあるのですが・・・
世界は広いです!!以下が韓国語の基本母音です。
日本語と違う点を挙げるとすれば…
- 「え」音は母音ではない
- ヤ行も母音に含められる
- 「う」「お」「よ」の音が2つある
でしょうか。問題は「う」「お」「よ」をどのように区別するのかですが、発音の仕方が違います。
ⅰ)「う」の発音
ⅱ)「お」の発音
ⅲ)「よ」の発音
実際に発音して音の違いを確かめてみましょう!
韓国語の複合母音とは
先ほど韓国語の基本母音は10個とお話しましたが、実は韓国語には母音同士を組み合わせた複合母音というものが存在します。
この複合母音はぜんぶで11個あり、基本母音より多いですが基本母音を覚えれば読めるので、新たに暗記する必要はありません。
実際にどのような発音になるのか表をみてみましょう!
表をご覧の通り、複合母音の形はいたって単純で基本母音をそのまま足した形になっています。
英語表記は似た発音を区別するためにつけましたが、正直わたしはここまで細かく区別して発音したことがありません。(笑)
韓国人である旦那、学校の先生でさえここまで区別しなくても良いと言っていたので細かく区別しなくとも日常使うぶんには何ら問題ないかと思われます。
ただひとつ注意したいのは★マークをつけた「의」です。「의」は発音がひとつでなく、「의」がくる場所によって発音が変化します。ここで子音の説明に入る前に「의」について詳しく説明したいと思います。
★ Point. 「의」の発音について
「의」の発音は4パターンあります。慣れるまでは少し難しいですが、正しい発音はとても大切ですのでふんばって積極的に慣れていきましょう。
ⅰ)単語の最初にくる의
1つ目は単語の最初にくる「의」です。
このパターンのときは「의」と発音します。
韓国語は漢字語が多いのですが、日本語の熟語で考えたとき最初に「医」「意」「衣」「議」などがきたときに「의」と発音します。※あくまでも一部です。
EX)의사(医者)、의욕(意欲)、의류(衣類)、의제(議題)
ⅱ)単語の途中にくる의
2つ目はパターン1以外の単語にふくまれる「의」の場合です。
このパターンのときは「의」と発音します。
たとえパターン1で例に挙げた漢字がきたとしても、それが単語の最初でなければ「의」と発音します。
EX)명의(名医)、실의(失意)、백의(白衣)、논의(論議)
ⅲ)子音と合わさった의
3つ目のパターンは子音と合わさったときの「의」です。
このパターンのときもパターン2と同じく「의」と発音します。
EX)희망(希望)、저희(私たち:丁寧語)、무늬(模様)
ⅳ)助詞の의
最後のパターンは助詞(所有格)の「의」です。
このパターンは「의」と発音します。
EX)일본의(日本の)、남의(他人の)、친구의(友達の)
次はいよいよ子音についてです。
韓国語の子音
韓国語の子音はぜんぶで19個で、それぞれ名前があります。子音の名前と音を表でまとめました。
子音の音を表にしましたが、子音のみで発音することはできません。
日本語もそうですが母音と組み合わさってはじめて発音しますよね。
子音の名前は覚えられれば覚えましょう。
ですが名前よりも大事なのはどの子音がどのような音の子音なのかを覚えることです。
韓国語の反切表とは
反切表とは日本語でいう「あいうえお表」のようなものです。子音と母音の音を確認しつつ実際に声に出してみましょう。
分かりやすいように発音を英語表記とカタカナで記しています。
韓国語のパッチムとは
パッチムとは最後に発音される子音のことです。
前回の記事で簡単にご説明しましたが、文字の構造で一番最後の番号にくるのがパッチムです。
ちなみにパッチムは받치다(支える)を意味します。
名詞化したら받침となるのですが、この名詞化の文法についてはまた後日とします。
こんにちは。コリコネのAyaKaです。
キムちん
韓国語を勉強したいけど初心者には難しいの?
韓国語と日本語って似てるっていうけど本当?
そんな疑問をこのペ[…]
パッチムになる子音は全部で16コあります。
二重子音(ㄳ、ㄺ、ㄵ、ㄶ、ㄽ、ㄾ、ㅀ、ㄼ、ㄻ、ㄿ、ㅄ)11コも合わせるとパッチムは全部で27コもあります。が、気構えなくても大丈夫です!
パッチムの数こそ多いですが、発音の種類は7通りだけだからです。例外もありますが、基本をおさえておけばほとんどのハングルを迷うことなく発音できるようになります。
以下、パッチムを発音別に一覧表にしましたのでご覧ください。
二重パッチムの場合どちらの音の発音をすればよいのか迷ってしまいそうですが、先ほどもお伝えした通り、基本をおさえておけば迷う心配はなくなります。
その基本とは上にある反切表のことです。この反切表の子音、가다나라順の早いものを発音します。それをふまえた上でもう一度表を確認してみましょう。
また、語学を学ぶ上で例外は避けられません。すぐに表をもう一度確認した方はお気付きかもしれませんが、実は例外が2つあります。それは「ㄻ」と「ㄿ」です。この2つは가다나라順に関係なくそれぞれ「ㅁ」「ㅍ」の発音をします。
また、補足をするとパッチム「ㄽ」の「외곬」ですが、現在ほとんど使われていない単語のようです。韓国人である旦那に聞いても、初めて見たと言っていました。(笑)このパッチム「ㄽ」をもつ単語は他にありませんので、余裕があれば頭の片隅に入れておく程度で構わないでしょう。
韓国語のリエゾン(パッチムの連音化)とは
リエゾン(パッチムの連音化)とは、パッチムのあとにつづく「ㅇ」とつながって発音が変化することを言います。(専門的には連声といいます)
数少ないですが、この連音化は日本語でもあります。例えば「反応」を「はんおう」ではなく「はんのう」と発音しますね。
パッチムをもつ韓国語ではこのような連音化が頻繁に起こります。具体例を挙げたほうが分かりやすいと思いますので、以下の図をご覧ください。
【】で表示されているのは発音です。実際は「눈이」と書きますが【 누니】と読むことを表しています。
子音パッチム「ㄴ」 + 母音「이 」→「니」と変化しています。これがリエゾン(連音化)です。
他のパッチムのパターンも見てみましょう!
パッチムの連音化でも例外があります。
まとめ
今回は内容が濃かったですね。
最後に重要なポイントをまとめましたので、おさらいをしましょう。
- 韓国語の基本母音10個をしっかりと覚える
(「우 으」「오 어」「요 여」の発音の区別をする!)
- 複合母音(와 외 워 위 의 애 에 왜 웨 얘 예 )を覚える
- 「의 」の発音に注意
- 反切表に慣れる
- パッチムの発音は7通りで基本は가다나라 順!
- パッチムの例外「ㄻ」は「m」、「ㄿ」は「p」の発音をする
- リエゾン(連音化)とはパッチムとそのあとに続く「ㅇ」が結合して発音が変化することをいう
- パッチム「ㅇ」「ㅎ」は例外で連音化が起きないので注意
基本を身につけることは本当に大変なことだと思います。
諦めてしまいそうなときは、そんな大変なことに向き合って努力している自分をほめてあげましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。次回は韓国語の数字についてです。
수고하셨습니다!(お疲れ様です!)
こんにちは。コリコネのAyaKaです。 このページから第2章に突入です! 第2章の準備編では日常よく使う数字、時間、日にち、曜日、季節を学びます。 第2章の最初の項目は数字についてです。 […]