こんにちは。コリコネのAyaKaです。
韓国語を勉強したいけど初心者には難しいの?
韓国語と日本語って似てるっていうけど本当?
そんな疑問をこのページでは解決します。
韓国語の勉強を始めたいけれど、難しくて挫折してしまわないか不安ですよね。
ですので、韓国語を学ぶ前に韓国語と日本語の同じ点と違う点を知っておいてその不安を解消しましょう。
では早速、시~작(スタート!)
難易度 2
重要度 4
韓国語と日本語はほとんど同じ構成
韓国語は基本的に下記から成ります。
●主語(S)+ 述語(動詞V/形容詞A/名詞N)
EX1)도라에몽이(S) 자요(V).(ドラえもんが寝ています。)
EX2)도라에몽은(S) 귀여워요(A).(ドラえもんは可愛いです。)
EX3)도라에몽은(S) 고양이 로봇이에요(N).(ドラえもんは猫型ロボットです。)
●主語(S)+ 目的語(O)+ 述語(動詞V/形容詞A/名詞N)
EX1)도라에몽이(S) 단팥빵을(O) 먹어요(V).(ドラえもんがどら焼きを食べます。)
EX2)도라에몽이(S) 집에서(Ad) 만화를(O) 읽어요(V).(ドラえもんが家で漫画を読みます。)
文の中に助詞や副詞(Ad)も入って来ますが、例文を見ていただくとお分かりの通り日本語と文章構成が似ています。
ですので日本人にとって独学しやすい言語と言えるでしょう。
また、ハングルのフリガナですが、なるべくネイティブの音に近づけたフリガナにしています。
韓国語には日本語にはない音があるため日本語で正しい発音を表記することは不可能なのです。
発音のちょっとした違いでまったく異なった意味になってしまうこともあります。
突然ハングルが出てきて驚かれたかもしれませんが、ここでは日本語と韓国語の構造が似ていることが分かれば十分です。
韓国語と日本語 どこが違うのか
さきほどは日本語とほとんど同じ構成だと説明しました。ほとんどということは違う点もあるということです。日本語と韓国語の違い3つを説明していきます。
<Point 1. 韓国語は語幹の種類により語尾が変化する>
「語幹」と少し難しい言葉がでてきました。
韓国語の用言(動詞・形容詞・存在詞・指定詞)の基本形(辞書を引くときに表示される単語)は語尾に「다」がついていますが、この「다」を取りのぞいた部分を語幹といいます。
下の図をご覧ください。
例えば上の例のように丁寧語をつくるときに、この「다」がほかの言葉に変化します。この変形のことを活用といいます。
変化する語尾は以下の語幹の3パターンによって区別されます。
ⅰ)語幹の影響がないパターン
ⅱ)最後の語幹の母音が「陽母音」か「陰母音」によって変化するパターン
★陽母音:語幹の母音が ㅗ /ㅏ 陰母音:語幹の母音がㅗ / ㅏ 以外
ⅲ)最後の語幹にパッチムがあるかないかによって変化するパターン
★パッチム:ハングルにおいて終音のこと。後ほど詳しく説明しています
また難しい言葉がたくさんでてきましたが、なにを言いたいかというと、例えば日本語で「走る」の否定文をつくるとしたら「走る」+「ない」→ 「走るない」とはなりません。「走らない」ですよね。
このように韓国語も語尾を変化させて日常で使い分けています。ただ日本語とは違ってその変化のパターンが語幹によって左右するということです。
実際に例文を見てみましょう。
ⅰ)語幹の影響がないパターン
먹다(食べる)+군요(~ですね)→먹군요(食べるのですね)
가다(行く)+지만(~だが)→가지만(行くが)
좋다(良い)+네요(~ですね)→좋네요(良いですね)
ⅱ)母音によって変化するパターン
먹다(食べる)+어요(~です/ます)→먹어요(食べます)
가다(行く)+아요(~です/ます)→가요(行きます)
ⅲ)パッチムによって変化するパターン
먹다(食べる)+습니다(~です/ます)→먹습니다(食べます)
가다(行く)+ㅂ니다(~です/ます)→갑니다(行きます)
ⅰ)はどの単語がきても語尾が変化しません。
このパターンは「ㄱ」「ㅈ」「ㄴ」で始まる語尾の場合に当てはまります。
「ㄴ」に関しては例外もあるため注意が必要です。初級の段階では「ㄱ」「ㅈ」の2つを押さえておけば十分です。
ⅱ)は母音によって語尾が変化します。
例文をご覧の通り、語尾が「아요」「어요」の2種類です。
陽母音である「가다」には「아요」、陰母音である「먹다」には「어요」と変化します。
ただし「하다」がつく単語の場合は「여」に変化します。「하다」が付く単語はたくさんありますので、その都度説明したいと思います。
ⅲ)はパッチムの有無によって変化します。
例文を参考に説明をすると語幹にすでにパッチムがある場合は「습」、ない場合は語幹の下に「ㅂ」がつきます。
「ㅂ」「ㄹ」「ㅅ」「ㄴ」「ㅁ」で始まる5つの語尾がこれに当てはまりますが、ⅰとⅱであげた「ㄱ」「ㅈ」「ㄴ」「아」以外はこのパターンに当てはまると考えたほうが覚えやすいと思います。
<Point 2. 韓国語にはパッチムがある>
韓国語にはパッチムといったものがあります。
パッチムとはハングルを発音したときに一番最後に発音される音のことをいいます。
ハングルのつくりは全部で6パターンあります。
その6パターンの型に子音と母音が組み合わさったものがハングルになります。
言葉で説明をしてもイメージし難いと思うので図にしてみました。
区別をしやすいように2つのハングルで構成されているものをA、3つで構成されているものをB、4つで構成されているものをCとグループ分けしました。
図の数字は発音をする順番を表しています。
実際にどの単語がどのグループにあてはまるのか見てみましょう。
EX)가게(店) 、가수(歌手)、 도서 (図書)、배구(バレーボール)など
→ 子音が「 ㄱ ㅅ ㄷ ㅂ 」母音が「ㅏ ㅔ ㅜ ㅓ ㅐ 」
EX)발언(発言)、빈손(手ぶら)、살균(殺菌)、귀(耳)など
→ 子音が「ㅂ ㅅ ㄱ ㅇ 」パッチムが「ㄹ ㄴ」 母音が「ㅏ ㅓ ㅣ ㅗ ㅠ ㅟ」
EX)권(券、冊)、쉰(50:固有数詞)、월(月:〇カ月)
→ 子音が「ㄱ ㅅ ㅇ」パッチムが「ㄴ ㄹ」 母音が「ㅝ ㅟ」
どの位置に母音がきて、どの位置に子音がくるのか詳しくは別ページにてまとめてあります。
こんにちは。コリコネのAyaKaです。 前回は韓国語と日本語の違い3つについて解説しました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://korean-connect.com/se[…]
ここではハングルには色々なかたちがあって、パッチムといった韓国語独特の発音があるということを知っておくだけで十分です。
<Point. 3 韓国語は助詞にも尊敬語がある>
韓国語の勉強をしていくと、丁寧語や尊敬語の変形に苦労するかもしれません。
日本語では「お母さまが」「お父さまは」と言う時に助詞の「が」「は」に変化はありませんが、韓国語は違います。目上の人に対しての助詞も尊敬語に変化します。
少しややこしいですが、丁寧語・尊敬語は韓国語の基礎の部分になるので、ぜひマスターしたいところです。尊敬語がきちんとできていれば韓国人に好印象を与えることもできます。
キムちん
韓国語の敬語表現ってどんな感じなの?
難しそうだわ~
みなさんこんにちは。コリコネのAyaKaです。
今回は韓国語の敬語表現についてです。目上の方と会話する機会っ[…]
まとめ
このページのポイントをおさらいします。
- 韓国語は基本的に以下の構成
①主語(S)+ 述語(動詞V/形容詞A/名詞N)
②主語(S)+ 目的語(O)+ 述語(動詞V/形容詞A/名詞N)
- 日本語と似ている部分が多いので勉強しやすい
- 日本語との違いは①語幹の種類によって語尾が変化②韓国語にはパッチムといった最後に発音される終音がある③助詞にも尊敬語が存在する
いずれのポイントも実際に文法を勉強していけば身についていくものですので、ここでは堅くかまえず、「そうなんだ~」とポイントを知っておく程度でかまいません。
実際に新しい文法と単語に触れて、問題を解いて使ったほうが確実に早く身につく方法ですので、積極的に取り組んでいきましょう。
何事も行動しなければ実力はついてきませんので、長続きしない方もやる気が湧いてきた「今」が成長するチャンスです!!
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
次回は韓国語の読み方から母音、子音、パッチムについてまとめました。覚える内容が盛りだくさんですが、一つずつゆっくり理解して慣れていけば難しくないので一緒に頑張りましょう!
수고하셨습니다!(お疲れ様でした!)